レッスンでの沈黙
皆さま、お疲れ様です!
さぁさぁさぁ!今週3/7は格闘技エクササイズレッスン!まだお枠が1つございます、一緒にレッスンして、戦友を作っちゃいましょう!
おかげさまで昨日の記事がこれまた思いの外好評でしたので、さらに僕なりに掘り下げてみたいと思います。
皆さまは、仕事でのプレゼン、あるいは好きな人とのデートでも「沈黙」が気まずいとか怖いなんてことありませんか?
というか僕も沈黙は怖いのです。笑
ですが、沈黙ってのは時に重要な役割を果たすのです。BCレッスンを経て気付いたことですが、どんなものか気になる方はぜひお読みください。
朗読に明け暮れた小〜中学生
僕は小学生の頃に朗読を習っていました。本とか詩を読んだりするやつです。キッカケは、国語の授業で朗読のテストがありその対策で始めたのでした。ですがやってみると、案外面白くそのまま習うことになりました。(ちなみに、中学生放送コンテストの朗読部門では3位←自慢
その時先生に言われたのは、
「タイトルと著者名を読み上げたら、一呼吸必ずおきなさい。それから文章を読み始める。」というもの。
これ最初は嫌でした。一呼吸おくといっても、5秒弱の沈黙が発生するんですよ。その間、冷や汗タラタラです。先生の言われた通りにやってはいましたが、正直何のメリットがあるのかよく理解はしていませんでした。
ですがその後、これとまったく同じことをニュージーランドのトレーナーの師匠にも教わることになったのです。
Tau師匠の教え
ニュージーランドにBCの修行で1年間留学した際に、僕はTauvaga Siolo師匠(写真左、右は25歳の僕)と出会いました。通称Tau師匠は、レッスンも強弱が効いた教え方で分かりやすく楽しいですし、僕なんかに指導される時も的確なアドバイスをしていただきました。
ある日、僕が模擬レッスンをTau師匠や他の現地イントラさん達に向けてやっていた時のことです。レッスンを一通り終えてTau師匠に、
「君はレッスンで少し話し過ぎだ。もう少し抑えても大丈夫。」
とアドバイスをもらいました。
大変ありがたいです。。。
師匠、でも言いたいことがあります!
イントラは、レッスンで話さなければいけないことがたくさんあります。動作の名前、動作について、身体をどう動かすか、どこに効くのか、次の動きは、、、挙げ始めたらキリがありません。
それらを、動きの切り替わりがある約10秒ごとに大勢の人に説明しなければならないとなると、必然と話すことが多くなってしまいます。
もちろん、話し過ぎてせっかくの音楽が聞こえなくなってしまうのも分かりますが、それ以上に参加者の方が動けなくなることの方が問題なのではないかな、と思っていました。
ダン、そこじゃない!
沈黙の効果は、ばつぐんだ!
そうです。僕は完全に間違えていたのです。説明が多過ぎるのも理由の1つですが、『沈黙することで注目させる』ことこそが重要だったのです。
少し前に放送していた「クイズミリオネア」の、答えをすぐ言わずにもったいぶるあれです笑
朗読でもタイトル→著者名を言って少し間を置くだけでも、かなり注目を集めることが出来ます。
一方で、タイトル→著者名→文章、で一呼吸おかずに読むと、聴者のスイッチが切り替わらずそのままダラダラと聞くことになります。
こうすることで、聴者の集中力をより上げることが出来るのです。
BCレッスンにも同じことが言えます。動作などに関してたくさん話した後に少し沈黙を置くと、参加者から注目を浴びます。参加者側からすると
「おや?さっきまであれだけ話してたのに、どうしたんだろう?」と気になるわけです。そうすると自然とインストラクターに視線が向かうのです。
注目させた後は、動きを教えたければダイナミックに動いて見せても良いし、参加者の顔色をチェックして励ますのもOKです。
この沈黙方法は、間が長ければ長いほど効果を発揮します。(その分冷や汗タラタラですが笑
僕のBCなんかでは、曲調がおとなしくなってきた時とかラストセットで繰り返しが多い場面なんかの盛り上がりであえて沈黙します。そうすると、音楽がハッキリ聞こえて、参加者の集中力をフルにさせることが可能になるからです。
まとめ
喋り過ぎの僕は、適度に黙ることも大事です。それではー♪