BCのとっつきやすさ
2回目のブログになります。今回も引き続き「なぜBCの魅力に憑りつかれたのか」について自分なりに分析して、お話ししていきます。
エアロビの難しさの原因は?
前回のブログで、初めて参加したエアロビの内容が難しいと書きました。出てくる振り付けもそうでしたが、僕が特に難しいと感じたのは、
あの独特な「ステップ」です。
エアロビやダンスのレッスンで必ず出てくるのが足のステップです。
ステップタッチ、ダブルタップ、Vステップ、ボックスステップなど、少し思い出しただけでもこれだけ出てきます。エアロビ初見の方はまずこのステップの多さについていくのが大変なのだと思われます。
初心者ながら必死に食らいつくが
ステップは足元を見る必要がありますので、インストラクター(以下イントラ)さんの足元を注目して動こうとしますが、最初はなかなか正確に動けません。なぜなら、イントラさんは我々と対面で指導をしているため、逆向きで動いているからです。私の頭の中では、「イントラさんが左足を動かしているってことは、今は右足を動かすんだな」と認識しています。ですが、その足が前後左右に動き始めるともう大変です。頭の中は軽いパニック状態になります。
あぁ無情
イントラさんもこちらが初心者なのは理解しているので何度か説明はしてくれますが、そういう時に限って自分はなかなかステップがうまく踏み込めない。そうこうしてる間に曲は進み、置いてけぼりになってしまいます。
ステップにまごついている間にも、上半身の動きはどんどん始まっていき、ようやく自分がステップに慣れ始めた頃には、上半身の動作はまったく付いていけていない……といったことことがよくありました。
マジでステップ踏みたくない
ステップの厄介なところは、踏めていないとほとんどの動作を組み合わせることが出来ないという点です。クラスでは、ステップの練習からしてくれるのはまだ優しい方で、ステップと同時に上半身の振り付けもキューだしされるイントラさんも少なくありません。そうなると視点が定まらず、ステップも振りも中途半端になってしまうのです。結果として、あまり動けず不完全燃焼になってしまいます。これでは、運動をしに来ている意味が半減してしまいます。
ステップなんてしないのが、BC
BCには、難しいステップは一切ありません。
基本的に、足は肩幅程度に開きっぱなしで、ボクサーのように前後か左右にリズムを取るだけです。エアロビやダンスの基本である、ステップタッチ(横へ移動する動きの基本動作。足を肩幅に開き、片方の足を反対側の足へ寄せるという動作を続けることによってリズムを取ります。)すら出てきません。
エアロビやダンスのクラスは、足を踏み込んでリズムを刻み、その上で動作を合わせてレッスンを進行していきます。一方でBCは、
パンチやキックなどの動作でリズムを刻むため
ステップを踏む必要が無いのです。
BCでステップを踏まないメリットは?
ステップを踏む必要がないことは、ステップ動作は気にせずに格闘技の動きだけに集中することができます。そのため目線も、イントラさんの足元ではなく上半身に限られます。我々は、パンチとキックをどのように組み合わせるのかだけに集中していれば良いのです。
また、余計なステップを踏まないことで自分の周りの環境にもそこまで気を配る必要がなくなります。ステップ動作は、足幅によっては、隣の方と近くなりすぎたりすることがよくあります。あまり慣れていない状態でステップを踏んでしまい、足がもつれて転びそうになったり、周りに気を取られ過ぎてしまっては本末転倒です。
とはいえ、少しは移動したりもします
BCも、曲によっては横移動や縦移動が出てきます。その時は、軽くすり足をしながら移動すればOKです。すり足がやりづらければ、そろりそろりと歩いたり小さくピョンピョン跳ねても大丈夫です。
BC動作でエアロビの動きに近いものは、足を前後に動かす「シザース」、両足を横に広げる「クロスジャック(サイドジャック)」という動作があります。しかし、これも曲によるので、あらかじめ構えておく必要はありません。
BCに出てくるスタンスの小話
ちなみにNZ(ニュージーランド)修行では、足の幅はけっこう言われました。ボクサーはもっと足幅は狭いんだよ!と、トレーナーさんから何回も注意を受けたことは良い思い出です。なので、パンチのみのトラック通称「パワートラック」のコンバットスタンスでは、なるべく足幅を狭くするのが、カッコよくBCをやるポイントになります。これやるだけでも、けっこうサマになります。
難しいステップ動作を覚える必要がないので、クラスの間はメインである格闘技の動作に集中出来ます。これも、ハマるきっかけのひとつとなったのだと推測します。明日も語ります!