プレコリオについて
今日も雨が凄く降りましたね。でもまた明日は気温が高くなるそうなので、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。とりあえずしばらくは、BCはこんなプログラムだよってのを色んな面から解説していきます。先週は、プログラム構成をザッと説明しましたので今週は「プログラムの成り立ち」なんかについて解説していきます!
そもそもプレコリオって?
皆さま覚えていらっしゃいますか、プレコリオってワード。前のブログでちょろっとお話ししました。今日は詳しく話していきます。
プレコリオは、あらかじめ音楽と動作が決まっているものを指します。BC以外ですと、有名なところでダンス系プログラムZumbaなんかそうですね。暗闇サイクリングのFeelCycleとかはどうなんでしょう、あれもプレコリオですかね?
BCはニュージーランドに本社を置く「LesMills(レスミルズ)」というジムで作られています。BCのコリオをメインで作っているのは、Dan Cohen(ダン・コーエン)とRacheal Newsham(レイチェル・ニューシャム)です。BCをはじめた当初、他のコンバッター友達に自己紹介すると、「またまた~、冗談はいいから本名教えてよ。」と言われたことが何度かあります。当時はまだBCについて全然わかっていませんでしたので、?になりましたが、まさかBCの製作者と名前が同じだったなんて夢にも思いませんでした。笑
この2人はコリオ製作者(コリオグラファー)と呼ばれています。この2人と、本部にいる理学療法士やトレーナーなど様々な方達が一緒にBCのコリオを作っているのです。
イントラさんに優しいプレコリオ
さて、このプレコリオのメリットとは何なんでしょう?1つ目は、「イントラさんの負担が減る」という点です。エアロビクスやヨガのレッスンを担当されている方々は、だいたいがオリジナルのものを作られています。音楽を選んで、それに合う振り付けを考えます。と、これだけなら簡単そうに聞こえますが実際これは大変な作業なのです。
どうしたら運動効果が得られるような動作になるのかとか、この動作で参加者全員がキチッと動けるのか、などなど考え始めたらキリがありません。クラスを何個も担当されている方でしたら、クラス別に振り付けを考えなくてはなりませんのでパニックです。笑
また、クラブ所属の社員スタッフイントラの方は、スタジオレッスン以外にもたくさんの業務があります。その業務の合間を縫ってレッスンを考えると大変ですよね。
そうした方々にとって、プレコリオは最高です。選曲や振り付け制作などの大変な作業を全て省いて、プログラムを覚えるだけでレッスンが成り立つのです。これって、なかなかスゴイと思います。
どこでも同じクオリティのレッスン
これらのプログラムはニュージーランド本部でしっかりと練られていますので、クオリティも高いです。そのため、どこでBCクラスを受けても一定水準のクオリティは保たれるということにもなるのです。
オリジナルプログラムだと、イントラさんによって運動強度などにバラつきが出たりすることがありますが、BCをはじめとしたプレコリオ方式のものであれば安心して受けられるのです。
例えば、お仕事の出張先で少し時間が空いたとします。近くにあるスポーツジムを探すと、なんとBCが導入されています。そこでもいつも受けているものと同じBCのクラスを楽しむことが出来るのです。僕の友人にはそういう方たちが実際に「ジム遠征」と称して他店舗のBCクラスを楽しんでいます。
遠征すると、いつもと違う雰囲気の中でクラスを受けられたり、そのクラス独特の動きや文化なども垣間見えたりも出来ます。こちらについては「オリコリ」を解説するときにまた詳しくご説明します。
ん?どこでもって言ったよね?
2つ目の応用になります。日本中どこでも同じ内容のレッスンが出来るということは、「世界中のジムでも同じ内容が楽しめる」ということにもつながってきます。BCをはじめとした「LesMills Program(レスミルズプログラム)」は、世界中に配信されています。LesMillsのサイトによると、現在世界105か国、約18000軒のジムに導入されているのです。
僕は海外だとフランス、ニュージーランド、タイでBCを受けたことがあります。僕の友人コンバッターは、スロベニアでBCをやってきたなんて自慢してきました。いずれの国でもいつも日本で受けているクラスと全く同じ内容のものを受けることが出来ます。こういう部分もプレコリオのメリットですね。
んん?
サラっと書きましたが、よくよく考えるとこれとんでもないことだとお気付きになりませんか?異なる言語、異なる文化、異なる種別、BCはレッスンにおいてこれらをすべて取っ払ってしまったのです!!コリオさえわかれば、海外先のレッスンでイントラさんの話している言葉がわからなくとも、聞き取れなくても、レッスンで動くことが出来るのです。
僕の好きな漫画「ドリフターズ」にこういうセリフが出てきます。『言っている言葉はわからないが、何を言っているかはわかっている。』まさにこの通りの状況になったのです。海外BCで特に感動したのが、パリでのBCレッスン体験です。これに関してはいずれ「フランスBC体験記」とでも称して、じっくり書いていきます。
まとめ
BCはどこでも楽しめる、です。笑
明日もまた語ります!