皆さま、お疲れ様です!
今日は東日本大震災から8年目でしたね。幸いなことに震災当時、僕の家族にケガ等はありませんでしたが、2011年の3月11日の前後日に何があったかは今でもよく覚えています。あの時もBCに助けられました。
2011年3月10日
当時の僕はBCインストラクターとして活動していまして、この日はイントラ向けのワークショップでした。バイト先のジムの上司達と横浜で受けた記憶があります。
ただこの時印象に残っているのは研修だけではありません。
実はこの数日前に、ニュージーランドで大きな地震が起こっていたのでした。日本のニュースで知った時は、レスミルズ本部の人たち、コリオグラファー(コリオ製作者)のダンとレイチェルは無事なんだろうかとコンバッターの中でもウワサになっていました。
そんな中ワークショップが日本で開催され、当時のトレーナーから「ニュージーランドで地震が起こりましたがレスミルズ本部は無事です。ダンとレイチェルも元気ですと、連絡が来ましたので安心してください。」と言われ、ホッとしました。
しかし、まさかその次の日にあんな地震に出くわすなんて考えてもいませんでした。
地震のせいで
3/11以降、バイト先のジムも大混乱でした。計画停電や余震の影響などで、従業員も会員さんも不安がっていました。
とにかく待機を命じられ、僕は家族と一緒に家にいました。
テレビを付けても津波の映像かニュースばかりで不安を煽るばかりです。家族全員で過ごせていたとはいえ、ただただ怖かったです。
穴埋めのレッスン
しばらくしてからバイト先から、レッスンの空いた穴を埋めるために家から一番近くに住んでいる僕に連絡が来ました。こんな非常時にレッスンするんかい、、、と少し戸惑いましたがBCレッスンをすることにしました。
ジムに行くと、何名かのお客様がご来館されていつも通りにマシンを使われている姿を見たときは驚きました。
僕が担当したのは普段やらないお昼の時間帯でしたが、けっこうな数の方がレッスンに参加されていただきました。レッスンの最初になんて切り出したかはあまり覚えていません。おそらく「地震が起きちゃいましたけど、今はレッスンに集中しましょう」的なことを言ったのだと思います。
いつもとは異なる時間帯のため、BCをあまりやらない方々も何名かいらっしゃったのでなるべく簡単なコリオのものを選んでレッスンしました。
思わぬ言葉
無事にレッスンが終わり、出口にて参加者の方々にご挨拶をします。皆さんハイタッチをしてくださる中、何名かの方から「ありがとう、元気が出たわ」と声を掛けてくださりました。
これだけ聞くと、BCの効果はやっぱりすげぇとなるだけで終わってしまいます。しかしこれは正解であって、そうではないのです。この時になぜこんな非常時にレッスンするのか、ジムを開くのかを理解しました。
『地震が起きた非常事態だからこそ、人々は日常を取り戻そうとしていた』
ジムに行く・スタジオに参加するということは、僕や彼らにとっては日常なのです。地震によって変わってしまった日常を取り戻すことで、心の安定を取り戻したかったのだと思います。事実僕も、レッスンをすることで不安を和らげることが出来たのです。BCによって救われたというよりかは、日常に戻ることの大切さを身をもって学びました。