皆さま、お疲れ様です!
海外BCの記事が思いのほか好評だったようでして、とても光栄です。BCが持つ「運動以外の可能性」について知っていただけたのではないかと思います。
ところで本日3月2日、何の日だかご存知でしょうか?
今日は我らが、べドルジハ・スメタナ先生がお生まれになった日ですね。グーグルのロゴをクリックするとあの曲が流れる仕様になっています。
んん?
スメタナ先生をご存知ない。。。?
スメタナ先生
チェコ生まれの作曲家であり、指揮者、ピアニストです。僕これ調べるまでピアニストというのは知りませんでした。汗
作曲家としては有名で、有名なのは故郷のボヘミアを思って作曲された「モルダウ」なんかですね。中学校の時に授業で聞きませんでしたか?その作曲家です。
ですが、今日取り扱うのは
この曲は大学時代から仲のいいトリオメンバーで、4年前に弾いたばかりなんです。メチャクチャ泣ける曲です。これ全楽章だと30分くらいかかりますので、20:00から始まる3楽章をメインに解説させてください。
なぜ泣けるか?
これをスメタナ先生が作曲されたとき、ちょうど娘さんが亡くなられてしまいました。曲がト短調でどこか暗く、激しい感じがするのもそうした背景があるのではないかと思われます。21:28とか24:30のメロディーは美しくもあり、どことなく哀愁がただよう感じがして胸にきます。
そして、
これをやってるのがチェロなんですよ。
こういう泣けるメロディーはチェロの専売特許だと自負しています。笑
んん?
小学生みたいな感想文ですと?
これは前菜ですよ。これをもちろんBCと絡めます。
BC74番というナンバーから、パワートラック3の「Happy Alone」を選びました。スメタナトリオとBC74-8、僕はこの2曲にどこか共通点がある気がしてならないのです。
BC74-8
この動画ですと5:00くらいからスタートする曲です。これは予告動画なのですべては見れませんが。
BC74-8は、パワートラック3要はクラスで一番の追い込みどころですので全体的にとても激しい曲になっております。この曲の特筆すべき点は2点ありまして、
・ジャブの変化形のラッシュ
・ジャブ⇒アッパー⇒フック⇒ダブルジャブ ですね。
どこが共通点?
まずスメタナのトリオの全体は、急‐急‐急の3楽章構成となっています。そして緩徐楽章の要素が急の中に組み込まれた形式を取っています。3楽章自体も同じような構成になっていまして、動画でご説明しますと急⇒緩(21:12)⇒急(23:08)⇒緩(24:28)⇒急(27:42)といった形になっています。まるでジェットコースターのようですね。
対してBC74-8もこれとほぼ同じ構成になっています。特にこの曲は、「緩」の部分で上記で説明しました2点のコリオを組み込んできています。緩急をつけることで力の入れ具合を自身で調節でき、最後まで確実に追い込むことが出来るのだと思います。
個人的には「緩」になったときに行うジャブ⇒アッパー⇒フック⇒ダブルジャブのコンボが、曲にあてはまり過ぎていて感極まって泣きそうになるくらいです。引
いかがでしたか?
思いのほか、複雑な記事になってしまいましてオケの方が読んでも、コンバッターの方が読んでも理解できないかもしれません。笑
たまにはこういうのも挟んでいきます。よい週末をー♪